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資金計画は生活設計~予算はいくらですか(4)

2020年4月30日「木曜日」更新の日記

2020-04-30の日記のIMAGE
ローンを二重に払っていけるのか、現在の家はいつ売れるのか、はたして本当に売れるのか等、不安ばかりが頭に浮かんで、悩んでいるというのです。こういった場合は、まず、今の状態がわかるように、一つ一つ話を聞いてみないと、良いとも悪いとも言えません。そこで生活費はどれくらい掛かっているのかを知るために、「食費は?電気代は?水道代は?」と聞きましたが、家計簿をつけていないので生活費がいくら掛かっているのかわからないというのです。確かに月々のローンの支払い計算はできても、この状態では判断がつかないし悩むと思います。二重のローン契約を結んで良いか悪いかを考えるための、判断材料がないのです。そこで、この疑似体験を実践してみることをご提案しました。無駄や節約の見直しといっても紙の上で予算を切り詰めて我慢するのではなく、買い物の工夫や料理の工夫等アイディア次第で楽しくできることも具体的にお話しました。お試し期間を無事におくることができたら、迷いが確信になり自信が持てます。また、この期間に貯金したお金を頭金としても使うこともできます。そして売りに出していた家が売れたら、その時点でもっと楽な生活設計を考え直すこともできますよとご説明しました。すると奥様もご主人も顔が明るくなり、お互いに顔を見合わせてニコニコしていました。資金計画はローンの支払計算ではなく、新しく始まる幸せな生活のための見直しであるということを、わかっていただけたようで「何からやればいいかよくわかりました」と言って、来たときとは別人のような顔になって帰られました。予算が決まってきたら、その予算内で夢のマイホームをどのように実現していくかを考えましょう。予算的にゆとりがあるのか、優先順位をつけプランの見直しが必要なのか、それとも時期を待たなければならないのか、最悪の場合、家づくりの計画そのものの見直しを決断をすることも必要です。最終的な目標は幸せな生活をおくることです。無駄のないスマートな生活をして、さらに予算や希望を最小限に抑えてようやく建てられるというのなら、本当に家を建てる価値があるのか今一度考えてみることが必要です。家づくりの資金計画で大事なことは「借りられる金額で建てる家」ではありません。「支払いをしてもお金が貯まる家」が理想です。

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