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お客様エピソード(8)

2020年4月19日「日曜日」更新の日記

2020-04-19の日記のIMAGE
打ち合わせが熱心な方は、工事中も熱心です。見えなくなってしまう柱の一つ一つに「お前がここを支えていてくれるのか、頼んだぞ」と言っているかのように丁寧に見て歩かれていました。そういうお客様を見ると、大工も自分の腕を見てもらいたくて、いっそう力が入るようでした。そうして、お客様の気持ちが入り、職人の気持ちが入り、いい家にできあがっていきました。引渡し式では家族が満面の笑みで記念写真に納まっていました。「家が完成して引き渡しをしたのが秋でしたので、この本の取材を兼ねて、はじめての冬の住み心地をお聞きするために、1年中で一番寒い1月の末にお宅にお邪魔させていただきました。玄関に向かうと町屋風の格子戸が粋なアプローチが温かく迎えてくれました。玄関を開けると木の良い香りがしており、玄関ホールは広く正面には豪華な花が生けられていました。小上がりの和室を横に見ながら進むと、そこは吹き抜けの大空間のリビングです。奥の階段を上っていくと、窓辺に腰を掛けられるようになっていて、1階のリビングを望めるようになっています。大空間のリビングでお話を聞きました。住み心地はこの寒い時期にもかかわらず、暖かくて快適で申し分ないと言うことでした。

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