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家の缶詰工場(3)

2020年4月10日「金曜日」更新の日記

2020-04-10の日記のIMAGE
別に売り込もうとしたわけではなく、不便だろうなと思ってやっただけなのですが、それが縁で今もお付き合いがあるお客様もいます。「ああっ、これならできる」と思いました。楽しいことをしてよろこばれ、そして信頼され頼りにされる。だから長いお付き合いができる。売り込むのではなく、お客様の要望をお聞きし、一緒に考えてつくっていく。これなら私にもできる営業だ、と。どこの家族でも、それぞれ違った場所で生まれ育った人同士が一緒になり家族をつくり、ほかの家族とは違った歴史を刻み、それが積み重なってその家族の現在があるのです。私たち建築業者がたとえ何百、何千という数の家を建てたからといって、それぞれの家族の生活スタイルも聞かないで、家族構成や坪数から間取りをつくっても、お客様が気に入る家を建てるということはできません。企画住宅のように、間取りを選んで家族がそれに合わせるというのであれば話は別ですが、せっかく一生に一度の大事業を行うのですから、それぞれの家族が抱いていた夢を語り合い、それを形にしたいものです。私たちは家族の夢の実現のために、持っている知恵と技術を使い、誠意を持ってお手伝いをさせていただくだけなのです。

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