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展示場の魔法(2)

2020年4月4日「土曜日」更新の日記

2020-04-04の日記のIMAGE
反対に小さな家でお金は掛けていなくても、きれいに手入れがされていて、玄関に花の咲いた鉢が一つ置かれているだけで、そこに住んでいる人の人柄が伝わってきて、素敵な家に見えます。展示場はその意味で参考にするべきところは多いです。どうしたら良く見えるかを考えて演出しています。玄関に近づくと、さり気ないけれどおしゃれで気の利いた置物や花などが置かれています。こういうさり気ないことにはご主人は気がつきません。でも一緒にいらした奥様は反応をします。「ねえ、あなた、この置物かわいいわよ。ほら、見て!見て!」「あっ、そう、、、おい!触るんじゃねえ。壊したらどうする」「もう!つまんない!」というように、最初に反応してくれるのは奥様です。住宅の展示場に限らず、どの業界でも今は女性の目線を無視しては成り立ちません。そのような情報に疎いわれわれ工務店には怖い戦略です。ハウスメーカーは女性の目にどのように映るか、どのようにすれば女性の心を捕まえられるかを積極的に研究して、女性の力を借りて男性の心も一緒に動かすというような考え方になっています。女性によろこぶものを与え、よろこんでもらえると満足するのが男性のようです。その辺をしっかりと身につけているのです。

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