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2020年2月15日「土曜日」更新の日記

複数の建築士の助言です。「いわゆる旧耐震の基準で建てられたマンションの場合、ほぼ10割が既存不適格ではないか」。つまり、いまの建築基準法に適合していない建築物です。中古マンションをお探しのかた、ご注意ください。
【資産価値ゼロ1】
もしそれでも住み続けたいのであれば、建て替え問題も視野に入ってきます。そのとき、マンションは資産でなく負債になります。「基本的な考え方としては、建て替えに要した費用から修繕積立金を差し引いて、残りを住民全員で負担することになります。仮に、建築に20億円かかり、住戸が100世帯だったとすれば、1戸あたりの負担は2000万円。年金で暮らしている世帯にとっては決して小さい額ではありません」(「家買うVS借りる決断する前に読む本」株式会社エイブルリサーチ・インターナショナル著・株式会社エイブル&パートナーズ監修/幻冬舎メディアコンサルティング)マンションに住んでいるかたの多くは、永住を希望しています。そして、なぜ持ち家を希望するかという調査では、家族に土地・建物を遺してあげたいという回答が多いです。現在のマンションでは、終の住み処になりません。最悪の場合、永遠にローンを背負い続ける経済力がなければ立ち退きを要求されることもあります。はー。段ボールに家財道具をつめる。こんなはずじゃなかった。じっと手を見る。