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【区分所有法の災厄=ダブルローン】

2020年2月13日「木曜日」更新の日記

2020-02-13の日記のIMAGE
そして最悪のシミュレーション、巨大地震発生。建て替え派・補修派の対立。そして、当初のじぶんの意思と反してダブルローンを受け入れる被災者。マンションとは、かくも不自由で、不条理で、不道徳で、不潔で、不透明な存在。最悪の災厄。背任はあっても、自由はない。それでもマンションをマイホームと呼びますか。いや、マンションはマイホームMyhomeではなく、アワーホーム=Ourhomeなのです。ふたたび阪神淡路大腿災の後日談。「自分の意のままになるのが持ち家だとするなら、それは持ち家ではない。しかし代金を支払ってきたのは個々の家庭なのだから、それはまぎれもなくみんなの持ち家だ。持ち家に許されているはずの自由はなく、持ち家の重荷だけを十分に背負わされて」(『倒壊」島本慈子著/ちくま文庫)
はー。区分所有法のバカヤロー。さあ、みなさん、ご一緒に。区分所有法のバカヤロー。3年後に残るのは、「後悔」だけです。
【マンションの資産価値】
ゼロあるいはマイナス。残念なお知らせです。一般の生活者にとって、マンションは資産になりません。ここは、そういう話です。
多くのデベロッパーにとって、マンションという商品はティッシュペーパーと同じです。使い捨てにしてくれるほど、儲かるのです。同じ土地で何回も何回も何回も、スクラップ&ビルド。手を替え品を替えた、ターボチャージャーのような錬金術。安くて地盤の悪い土地を仕入れて、欲の深さに比例した深い杭を打ち、合意形成の不可能な戸数で粗利の皮算用。高序マンションは札束の塔。人命無視。売上至上。そう、新築資本主義の大伽藍です。ローンの支払いが進むにつれ、多くのマンションは資産価値ゼロ、あるいは資産価値マイナスと査定されることになるでしょう。生活者にとっては想定外、業界人にとっては想定内です。

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