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高層マンションは、垂直の船です(1)

2020年2月4日「火曜日」更新の日記

2020-02-04の日記のIMAGE
空はもうひとつの海。タワーマンションは大地に投錨した豪華客船。満月はこの世の出口だろうか。こんばんは。ジョウ・タツヤです。そんな、ついジェットストリームな気分の眺望とひきかえに、高層マンションは平時のデメリットもてんこ盛り。その一部をご紹介。さっそく、いってみましょう。1曲目は「Flymetothemoon」。って、失礼しました(笑)。
【高層マンションの平時】
欧米では、高層居住の弊害が定説化されています。
【平時のデメリット1"揺れる】
多くの高層マンションは、地震対策もあってよく揺れます。強風が吹いても揺れますので、船の中で暮らしているみたいと表現する住民のかたもいらっしゃいます。船酔いに似た症状を訴えるかた。あるいは不眠症や倦怠感を理由に引っ越したというかたも。
【平時のデメリット2=音】
集合住宅の永遠の課題「音」。しかも高層マンションは、住人のマナーをこえた構造的な問題を内包しているようです。意外なことに、日当たり・風通しで難ありの物件も存在。住まいの基本的な機能が優れているとは思えません。「戸境壁は乾式工法。隣の部屋の会話が筒抜けになる。小さな子どもがいる場合は、どうしても大きな声を出したり飛び跳ねたりする音で、かなり悩まされることになるだろう」(99パーセントのマンションは買う価値なし!」碓井民期著/講談社)
【平時のデメリット3=出無精】
運動不足になります。「二十階などに住んでいると、どうしても出無精になる。仕事で外へ出る用事でもない限り、買い物は週1回のまとめ買いで、あとは家にこもることが多くなる」(『超高層マンション、暮らしてみれば......」加藤純子著/講談社)
【平時のデメリット4=育児に不向き】
まずスウェーデンの事情からスタート。「子どものいる家庭は五階以上に住まないように指導されている。フランスでも、七三年に高層住宅の建設を禁じる通達が出され、以後建設はストップしたままだ」「イギリスでも、子育て世代は四階以上には住まないようにとする制限は続いている」(「高層マンション症候群」白石拓著/祥伝社新替)
【平時のデメリット5=犯罪の多発】
6階以上のエレベーターつき集合住宅で犯罪が多発。ヴァンダリズム(文化の破壊行為)やスラム化の問題が発生。アメリカでは、そんなレポートもあります。

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