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【杭を打てば安心か=折れる・抜ける】

2020年2月1日「土曜日」更新の日記

2020-02-01の日記のIMAGE
杭を抜いてみたら折れていた。あるいはゴミにつっかえていた。そんなケースもあるのです。3・11のとき、津波で倒壊した東北のビルの調査。杭ごと抜けてしまい倒れた実例もあります。東京圏においても、一部のマンションは杭の折れた可能性があるという専門家もいます。現在のマンションの場合、杭の水平力の計算もしていますので、折れにくいよう改善はされています。これはつまり、時期によっては水平力を計算していない杭も現存することになります。要注意です。震度7以上になると杭が折れる可能性もある。そう啓鐘を鳴らす識者もいます。足下でカウントダウンが続いている首都圏直下地震。その予想震度は7です。
【杭を打てば安心か=街の液状化】
マンションの液状化を防いでも、周辺は液状化する場合があります。ライフラインの切断。暮らせません。311の浦安。マンホールは跳び箱のように突き出し、交番は傾き、資産価値は傾き、自治体の財政に負荷をかけました。家と街の段差・イン・ザ・ダーク。「高層マンションは揺れる。恐い。売りたい」。さて誰がいくらで買いますか。
【杭を打てば安心か=それでもマンション派】
シンプルな結論です。長い杭には要注意。ある構造の専門家のアドバイスをご紹介。「杭が長いほど軟弱地盤も深いということになります。軟弱地盤とは一種の不確定要素。不確定要素は小さいほどいいのです」やはり最先端の技術を過信することなく、長い杭には要注意ですね。

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