家族 マイホーム | Good 住mile Company

トップ > 令和2年1月> 20日

家づくりの現場で驚くこと(3)

2020年1月20日「月曜日」更新の日記

2020-01-20の日記のIMAGE
二世帯住宅の打ち合わせでは、熱心にしゃべるのが親世帯の夫(つまり大ダンナ)と子世帯の妻(つまり若奥さん)ばかりという家がかなりある。大奥さんと若ダンナがどう考えているのかがさっぱりわからない。無理に水を向けると、若ダンナは一言「いや、妻が両親とうまくやってくれれば、私はそれでいいんですから」。大奥さんは大奥さんで「これからは若い人たちの時代ですからね。私なんか口出しすることはありませんよ」。現実に二世帯住宅での暮らしが始まれば、当の大奥さんと若奥さんの折り合いが最大の問題となってモメるケースが多いのではないか。当の若ダンナこそが、親世帯と子世帯をつなぐキーマンではないのか......。私は心中ひそかにため息をつく。あまりにも、裏と表がありすぎる。あまりにも、ホンネとタテマエが違いすぎる。やがて、新居の完成とともに現実の生活が始まり、ホンネが顔を出し始めたら、この家と家族はどうなることやら......。驚きあきれることの二番目は、建築に対する考え方があまりに短絡的なことである。勉強していないわけではない。ことに奥さんなどは、住宅雑誌やインテリアの本を山ほど買い込んでいる。ショールームにも足しげく通っている。

このページの先頭へ