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ポートフォリオの価値が出資証券の時価に影響②

2019年12月20日「金曜日」更新の日記

2019-12-20の日記のIMAGE
しかしながら、プレミアムを除外すれば、2の式の関係が成り立つのであって、 出資証券が証券取引所で自由かつ頻繁に売買されるとしても、1口当たりの価格(=時価)はポートフォリオの価値を無視して決まることはないのである。では、不動産投資ファンドが借入金を計上している場合はどうだろうか。この場合ファンド買収者は、出資証券をすべて取得するとともに借入金債務もそのまま引き受けなければならない。もし債務を引き受けられないとしたら、ポートフォリオを一部売却・換価してその資金で債務の返済を行わなければならない。結局、出資証券に帰属することになるポートフォリオの価値は、ポートフォリオの時価(=売却可能額)から借入金を控除した残余ということになる。出資証券のプレミアム(流通性プレミアムが最たる もの)を除外すれば4式の関係が成り立つのであり、やはりポートフォリオの 価値を無視して1口当たりの出資証券の時価が決まることはないのである。 となる。5式の右辺は、出資証券l口当たりの純資産額を表しており、出資証 券1口当たりのプレミアムがどの程度かを知るには左辺を右辺で除せばよい。となり、これは株式投資におけるPBR(株価純資産倍率)を表すことになる。

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