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格付けを取得していないものでは

2019年12月13日「金曜日」更新の日記

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デット部分のリスク変化を的確につかむことができない、という大きな欠点がある。デット部分にリスク変化があるかどうかは、証券化商品や流動化商品の裏付けとなっている実物不動産の価値一稼働収益(費用控除後)とそれに基づく売却可能価格一一がどのようになっているかによって異なってくる。そして、クラス分けされたものであれば、自らの上位にくるクラスがどのようなものかによって、実物不動産の価値変化の影響度合いも異なってくるのである。格付けされているものでは、格付けの変化(格上げあるいは格下げ)によって実物不動産の価値変化に伴う利払いと償還の確実性と安全性の変化を知ることができる。しかし、格付けされていないものでは、利払いと償還の確実性・安全性の状況変化を客観的にとらえることができないのである。そうなると、これは不動産証券化商品のデット部分といえどもエクイテイ部分となんら変わりがないことになる。そこで、次にエクイテイ部分の価値評価について考えてみる。<エクイティ部分の価値評価①>不動産証券化商品や流動化商品のエクイティ部分を評価する場合も、それが頻繁に売買されていてその価格を容易に知ることができれば、それを評価価格として採用することができるだろうが(上記(I)参照)、そうでないとしたら、 どのようにして評価価格を決めればよいだろうか。

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