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2019年5月29日「水曜日」更新の日記

フラット35や民間の住宅ローンの利用を考えているなら、金利が低いときにローンの申し込みをしても安心は禁物です。本当の適用金利は、融資の実行日までわからないのです。マンションや注文住宅などは、契約をしてから入居までに時間がかかることがあります。新築マンションは多くの場合、契約時にはまだ建設中ですし、注文住宅は契約をして初めて建設がスタートします。実際の入居までに1年以上かかることも珍しくないのです。そこで知っておいてほしいのが、金利が決まるタイミングです。フラット35や民間ローンでは、融資実行時点の金利が適用されます。そのため、たとえ金利が低いときにローンを選んでいても、融資が実行されるときまでに金利が上昇すれば、予定よりも返済額が上がってしまうことになります。一方、財形住宅融資では、ローン申込時点での金利が適用されます。融資実行日に向かって金利が上下したとしても、適用される金利が影響を受けることはありません。入居まで時間がかかる物件を購入するために、フラット35や民間のローンの利用を考えている人は、金利上昇局面では返済計画が狂ってしまうリスクがあります。そこでおすすめなのが、財形住宅融資とフラット35を両方申し込んでおく方法です。申し込んだ住宅ローンをキャンセルしても、キャンセル料は発生しません。予想通り金利が上昇して、フラット35の金利が予定より高くなってしまったら、こちらを取り消して、財形住宅融資を借ります。反対に、金利が変わらない、もしくは下がったときには、フラット35を契約すればよいわけです。