家族 マイホーム | Good 住mile Company

トップ > 平成30年9月> 22日

上座の位置

2018年9月22日「土曜日」更新の日記

2018-09-22の日記のIMAGE
正直言って、その落ち着かないことといったらありませんでした。大回りしていても、サービスがしにくくても、自分では慣れてしまって気づかずにいますが、家族やお客様には、そんな立ち居振る舞いが落ち着かないものです。不便さに慣れてしまわない。これも快適に暮らすためのカギだと感じたものです。リビングの「上座」はどっち?さまざまなお宅のリビングを見せていただいて、気になったことがありました。みなさん、リビングの特等席である奥の席に案内してくださるのですが、人が出入りするたびにドアに視線がいき、落ち着かないのです。でも、向かいに腰かけている住人にはドアが見えないので、気がつかない様子。これは和室の場合、床の間を背にして座るのが上座という習慣からきていると思います。しかし床の間の前に座らされた外国人が、人の出入りが見えて落ち着かない場所がなぜ上座なのか、たずねたといいます。しかも、せっかくの掛け軸が、床の間を背にしているので見えません。和室や床の間のある家が少なくなり、若い人が洋風のリビングにくつろぐようになっても、依然としてこの習慣が残っているのでしょうか。そしてこれには、もう一つわけがありました。それは私たちのリビングが、あまり広くないことです。外部視線といって、狭い空間では開口部が見えているほうが広がりを感じるため、意識せずにその配置にしていたのです。もし窓があれば、窓に向かって腰掛ける配置が広く感じてマルなのですが、出入りの多いドアのほうを向いてしまうと、落ち着かなくなります。

このページの先頭へ