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引き渡しと残代金の支払い

2018年5月20日「日曜日」更新の日記

2018-05-20の日記のIMAGE
 ローンを申し込んでしばらくすると、融資がOKかどうかの返事が銀行から通知されます。ここで審査に通らなければ、契約時のローン特約にもとづいて契約が白紙に戻ってしまいますが、OKなら晴れて物件の引き渡しです。もちろん、引き渡し時点では物件が完成していることが大前提。未完成の新築マンションでは、融資OKの返事から実際の引き渡しまでに数か月かかることも珍しくありません。  新築マンションでは、建物の完成から引き渡しまでの間に「内覧会」を実施するのが通常です。建物の内部を点検して、図面どおりに仕上がっているかどうかをチェックします。床や壁にキズなどはないか、ドアや襖の立て付けに不具合はないかなどを確認し、気になる点は引き渡しまでに直してもらうよう申し出ます。未完成の建売一戸建てや建築条件付きの場合も、完成から引き渡しまでに最低一度は建物内部をチェックしましょう。  さて、引き渡しですが、このときには同時に残代金を支払います。残代金とは手付金や中間金を除いた残りの購入代金のこと。多くの場合、住宅ローンで借りたお金で支払うことになります。  ところが、引き渡しの時点で住宅ローンのお金が自分の手元に届いている(これを「融資が実行される」といいます)とは限りません。というのも、融資が実行されるには物件に抵当権を設定しなければならず、抵当権の設定は引き渡しと登記が済んでいなければできないからです。とくに公庫や年金などの公的融資では、引き渡しから融資実行までに数か月かかることもあります。  この時間的なギャップを解決する方法は2つ。一つは融資が実行されるまでの間、「つなぎ融資」と呼ばれる融資を借りる方法です。いわば公的融資が実行されるまでの「仮の融資」。たとえ仮の融資でもちゃんと利息はかかります。  もう一つは引き渡しから登記、融資実行までを同時に行なう方法です。これを「同時決済」といい、銀行ローンを利用する場合は、この方法が一般的なようです。ただし、中古住宅の場合は売主が借りていた住宅ローンを繰り上げ返済しないと引き渡しできないので、同時決済をするには買主も売主と同じ銀行で住宅ローンを借りなければなりません。

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