マンションがつくられるまで
2018年4月28日「土曜日」更新の日記
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- マンションの工事現場というのは、青いビニールシートなどがかかっていて外からはなかなかうかがい知ることができません、更地の状態からマンションが建ち上がるまでにどんな工程を踏むのか、簡単に説明しておきましょう。
マンションは一戸建てとは比べものにならないぐらい重いので、必ず地盤調査を行ないます。ボーリングによって砂レキ層や土丹層などの杭打ち支持基盤までの深さを測り、杭を打つのです。埋め立て地などでは50m以上の深さになることもあります。
地盤改良工事を施したあと、鉄筋を組み、コンクリートを基礎コンクリートの打設流し込んで基礎をつくります。
基礎のコンクリートが固まったら柱と壁をつくるための鉄筋を組みます(この作業を「配筋」といいます)。配筋作業が終わると、役所の建築確認担当者が現場に来て、検査が実施されます。
配筋された鉄筋や鉄骨に型枠をつけ、コンクリー卜を流し込んで柱や壁をつくります。第三者機関によるコンクリートの強度検査が行なわれるのも、この段階。コンクリートが固まって型伜をはずすと構造躯体のできあがりです。
一連の作業を最上階まで繰り返します。
コンクリートの躯体が完成したところで、給排水の配管や電気の配線を施します。定期的な点検や取り替えがしやすいよう、点検口を設けるなどの工夫を施すケースも多いようです。
木材や軽量鉄骨で間仕切り壁の下地をつくり、その上にプラスターボードを貼ってクロスなどで内装を仕上げます。
内装・外装を仕上げ、外構工事が済めばマンションの完成です。コンクリートを完全に乾燥させるために、竣工から引き渡しまでは1か月ほどあけるのが通常です。
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