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定着するか輸入住宅

2018年4月25日「水曜日」更新の日記

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 ひところ「輸入住宅」という言葉が、盛んにマスコミで取り上げられた時期がありました。いまも住宅展示場などへ行くと、輸入住宅の名前がついたモデルハウスが1つや2つは展示されていることが多いようです。さて、輸入住宅は日本に定着するのでしょうか。  そもそも輸入住宅とはどんな住宅なのでしょう。 輸入住宅に関する業界団体である輸入住宅産業協議会の定義によると、「海外の設計思想による住宅を、資材別またはパッケージで輸入し、国内に建築する住宅」のことだそうです。  しかし、単に輸入部材を使っているというだけなら、いま建っている住宅の多くは輸入住宅だということになってしまいます。やはり外観や間取りなども「輸入」されたものでなければなりません。  とはいえ、輸入住宅でもまず玄関では靴を脱ぐように、ある程度日本の生活スタイルが取り入れられているケースがほとんどです。畳敷ぎの和室がある輸入住宅も少なくありません。  輸入住宅のメリットはまず「割安なこと」といわれています。たしかに少し前の円高の時期には、コスト面が強調されていました。ただ、日本には家を建てる際にさまざまな規制がかけられるので、実際に輸入住宅を建ててみると、それほど割安でないケースが多いようです。  いまではコスト面よりも、住宅としての「質の高さ」が注目されはじめています。というのも、欧米の住宅は部材がメートル単位でつくられるため(いわゆる「メーターモジュール」です)、日本の住宅よりもサイズがゆったりしているのです。  さらに北欧や北米など寒さの厳しい国では住まいの断熱化が進んでおり、少ない燃料で家を暖かく保つ技術に優れています。省エネルギーという観点からも見習うべき点が多いというわけです。  大手ハウスメーカーをはじめ、地場の工務店でも輸入住宅を手がけるケースが増えてきました。情報誌などでもよく特集を掲載しているので、興味のある人が情報を手に入れるのはそれほどむずかしくないでしょう。  輸入住宅産業協議会では、消費者向け資料閲覧室で各種資料を閲覧できるようになっています。また、日本貿易振興会「JETRO」でも、輸入住宅取扱業者や住宅展示場に関する情報を問い合わせることができます。

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