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空き家を相続放棄する方法や管理責任について

2023年7月17日「月曜日」更新の日記

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【空き家の相続放棄とは】 空き家を相続する場合、相続人はその空き家を受け継ぐことになりますが、相続放棄という選択肢もあります。相続放棄とは、相続財産の中で空き家の権利を放棄することを意味します。相続放棄すると、相続人としての責任や義務を果たす必要がなくなります。ただし、相続放棄するためには、空き家のみを放棄することができます。他の財産との関連は切り離されます。また、相続放棄をする場合、3か月以内に放棄手続きを行う必要があります。 【2023年4月1日より相続放棄後の空き家や土地の管理ルールが新しくなった】 2023年4月1日から施行された改正民法により、相続放棄後の空き家や土地の管理ルールに一部変更がありました。具体的には以下の項目が変わりました。 (1)その放棄の時に相続財産に属する財産を現に占有しているとき 相続放棄が行われる際に、放棄する財産が既に相続人によって占有されている場合、占有者は引き渡しの義務を負います。 (2)相続人又は相続財産の清算人に対して当該財産を引き渡すまでの間 相続放棄後、相続人や相続財産の清算人が引き渡しを求める場合、放棄した財産を保管している者は一定期間内に引き渡す義務を負います。 (3)その財産を保存しなければならない 相続放棄後の財産は、放棄した者が保存する義務を負います。保存期間や方法については法律で明確に定められていませんが、財産の性質や状態に応じて適切に管理・保存される必要があります。 これらの改正により、相続放棄後の空き家や土地の管理責任が強化されました。相続放棄する場合でも、放棄した財産については適切な管理と引き渡しの義務が課せられることになります。 【相続放棄をせずに空き家を手放す方法】 相続放棄せずに空き家を手放す方法はいくつかあります。 〈売却〉 空き家を市場に出して売却する方法です。不動産会社や不動産オークションを通じて買い手を見つけることができます。売却する際には、不動産の査定や契約手続き、登記などの手続きが必要です。 〈交渉〉 空き家を自治体や関連団体に提供することを検討する方法です。地域の再開発や公共施設の整備などの目的で、空き家を活用してもらうことができます。交渉によって具体的な利用方法や条件を協議し、合意が成立した場合、手続きを進めることができます。 〈寄付〉 空き家を寄付する方法もあります。非営利団体や地域の福祉施設などに寄付することで、社会貢献を行うことができます。寄付による手続きや条件は、寄付先の団体との協議によって決められます。寄付による手続きは、所定の手続きや書類が必要となる場合もありますので、詳細は寄付先との相談が必要です。 【まとめ】 以上が、空き家の相続放棄とその手放し方法についての概要です。空き家を相続する予定の方は、専門家の助言や関連情報を参考にしながら最善の選択を検討してください。

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