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セットバックが必要な土地や確認方法とは

2023年6月5日「月曜日」更新の日記

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【セットバックとは?土地の形や価値に影響する規制の基礎知識】 土地を購入したり相続したりするときに、セットバックという言葉を聞いたことはありませんか?セットバックとは、道路や河川などに面した土地の一部を後退させて空けることをいいます。これは、交通の安全や防災のために必要な規制で、土地の形や価値にも影響します。この記事では、セットバックとは何か、どのような土地に必要か、確認方法や計算方法、評価や相続税の計算方法、注意点やメリット・デメリットなどを解説します。 <セットバックが必要な土地とは?> セットバックが必要な土地とは、主に以下の3つの場合です。 □道路に面した土地 □河川に面した土地 □鉄道に面した土地 これらの土地では、道路法や河川法や鉄道事業法などの法律に基づいて、セットバックが義務付けられています。セットバックが必要な場合は、建物を建てる際にもその範囲内には建てられません。セットバックの幅は、道路や河川や鉄道の種類や規模によって異なりますが、一般的には2メートルから10メートル程度です。 <セットバックの確認方法と計算方法> セットバックが必要かどうか、またその幅はどれくらいかを確認する方法は、主に以下の2つです。 □土地の登記簿謄本を見る □土地の測量図を見る 登記簿謄本には、土地の所有者や面積や境界などが記載されていますが、その中に「道路後退」という項目があれば、セットバックが必要であることがわかります。また、「道路後退」の下に「○○メートル」という数字があれば、その数字がセットバックの幅です。ただし、登記簿謄本は更新されていない場合もあるため、最新の情報を知りたい場合は測量図を見ることをおすすめします。 測量図には、土地の形や位置や境界線などが詳細に描かれています。測量図を見るときに注意するべき点は、以下の3つです。 □測量図の作成日 □測量基準点 □道路後退線 測量図の作成日は、測量図の右上に記載されています。この日付が古い場合は、現在と異なる可能性があります。測量基準点は、測量図の左上に記載されています。この点から土地の位置や方向が決まります。道路後退線は、測量図上で点線で示されています。この線から内側がセットバック範囲です。測量図からセットバック範囲を計算する方法は以下の通りです。- 測量図の縮尺に注意する □道路後退線と土地の境界線の距離を測る □距離に縮尺をかけてセットバックの幅を求める □セットバック範囲の面積を求める 例えば、測量図の縮尺が1/500で、道路後退線と土地の境界線の距離が2センチメートルだとします。この場合、セットバックの幅は2×500=1000センチメートル、すなわち10メートルです。また、セットバック範囲の面積は、セットバックの幅と土地の幅によって決まります。例えば、土地の幅が20メートルだとすると、セットバック範囲の面積は10×20=200平方メートルです。 <セットバックが必要な土地の評価と相続税の計算方法> セットバックが必要な土地は、その範囲内に建物を建てられないため、通常の土地よりも価値が低くなります。そのため、評価額や相続税も低くなります。評価額や相続税の計算方法は以下の通りです。 □評価額は、土地全体の評価額からセットバック範囲の評価額を差し引く □相続税は、評価額に相続税率をかけて求める 例えば、土地全体の評価額が1000万円で、セットバック範囲の評価額が200万円だとします。この場合、評価額は1000万円から200万円を差し引いて800万円になります。また、相続税率が30%だとすると、相続税は800万円に30%をかけて240万円になります。 <セットバックに関する注意点やメリット・デメリット> セットバックには以下のような注意点やメリット・デメリットがあります。 ☆注意点★ □セットバック範囲は公共用地ではなく私有地であること □セットバック範囲には植栽や塀などを設置できる場合もあること □セットバック範囲に建物を建てられないことは変更される可能性があること ☆メリット★ □評価額や相続税が低くなること □道路や河川や鉄道から離れているため、騒音や振動や災害の影響を受けにくいこと □道路や河川や鉄道に面しているため、交通や景観に優れていること ☆デメリット★ □建物を建てられる面積が減ること □セットバック範囲を管理する責任があること □セットバック範囲を利用する権利が制限されること 【まとめ】 セットバックとは、道路や河川や鉄道に面した土地の一部を後退させて空けるセットバックとは、道路や河川や鉄道に面した土地の一部を後退させて空けることです。このような土地には、交通安全や防災や景観などのために、建物を建てられない範囲が定められています。この範囲をセットバックと呼びます。セットバックは、土地の形や位置や用途によって異なります。セットバックが必要かどうかは、測量図や都市計画図などで確認できます。

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