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人とモノとの腐れ縁を断ち切る

2020年3月25日「水曜日」更新の日記

2020-03-25の日記のIMAGE
ある人は「捨てるモノがいっぱいあるのはわかっているんですが、いざ捨てるとなると、捨てられなくなるんです」といった。なかなか複雑な人間心理ではあるが、その気持ちはわかる。人間関係には「腐れ縁」という言葉がある。一度は惹かれ合った関係にあったのだが、いまはもうお互いにすっかりさめた気持ちになっている。お互いの今後の人生のために別れたほうがいいと心のどこかで思っているのだが、実際には別れ話はいい出せない。ズルズルと、いままで通りの関係が続いてゆく。ああ、やる瀬ない人生。人と人との関係ばかりじゃない。人とモノとのあいだにも、そんな「腐れ縁」があるのだ。一度は「こんなモノがあればいいなあ。役に立つだろうなあ。楽しいだろうなあ」ということで入手したモノなのだが、実際には期待はずれ。これがあれば仕事がもっと効率的に運ぶようになるのではと考えて購入した電子手帳、しかし実際には操作が面倒でひと月で挫折。たとえ平凡でも、時代遅れでも、従来の手普きの手帳が使い勝手が一番いいと、いまはそれを使っている。電子手帳は、さて、たしか、机の一番下の引き出しの奥のほうで眠っているはずであるが......となる。最近、太りぎみなのが気になっている。お腹まわりもボテボテになってきた。去年はくことができたGパンが、今年ははけない。このままではいけないと購入したのが、エアロバイク。スリムなボディのために、そして健康維持のためにも、暇を見つけて自転車漕ぎをしようと思っていたが、一週間で挫折。もう半年も乗っていない。いまは、ちょっと風変わりな部屋のインテリアになっている状態だ。どうせもう使うこともないのだし、捨てたほうがいいとわかっている。しかし「捨てられない」のだ。これも人間関係の「腐れ縁」と同じである。別れたい、捨てたいと思いながらも、どこかに未練が残っている。もし別れてしまったら、捨ててしまったら「あとで後悔することになるのではないか」という気持ちがうずく。吹っ切れないのだ。

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