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2020年2月14日「金曜日」更新の日記

マンションはハンコをおせば2割引と覚えておきましょう。購入すればもはや新築と呼称できません。その時点で10パーセント～20パーセント以上のプライスダウンです。4000万円のマンションが3000万円になったりするケースもあります。いわゆる新築プレミアムがとれる瞬間です。
【資産価値ゼロ1】
「マンション選びは「立地」がすべて」(大久保恭子著/河出書房新社)という書籍があります。至言のタイトルです。日本を待ち受ける少子高齢化。超おひとりさま社会。逆ドーナツ化現象。税収の大小により自治体にも貧富の差が発生します。廃線・廃バス・廃校も起こるでしょう。立地のバリューは、需要と供給の関係で決まります。いま人気の立地が、ずっとそうとは限りません。液状化。地滑り。津波。Xデーによって、住民が出てゆくエリアも発生。
【資産価値ゼロ2】
多くの場合、マンションは「リバースモーゲージ」が使えません。「リバースモーゲージ」は、老後の生活資金のため自宅を担保にしてお金を借りる制度です。死亡時に自宅を提供することで、借金が相殺されます。つまり多くの銀行は、大部分のマンションを担保として評価していないということです。
【資産価値ゼロ3】
営業トーク絶好調の最新設備も、5年後は粗大ゴミです。物件を探すとき、いまから5年前=1978年竣工の住まいを実際に見てみましょう。時代遅れで使いにくい。設備なんてそんなものです。専有部の設備はじぶんで点検・更新しなくてはなりません。つまり、その資金は修繕積立金に含まれていない経費です。経年劣化。経年醜化。ランニングコストはアップし、資産価値はダウンします。共用部の機械式駐車場だって、10年とか20年で機械の取り替えです。