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断固!同居拒否(1)

2020年1月25日「土曜日」更新の日記

2020-01-25の日記のIMAGE
まずは、あなた自身の新婚当時を思い出していただきたい。あの頃、皆さま方はどんな夫婦生活を送りたいと考えていただろう。「誰にも干渉されたくない。二人だけで気ままに暮らしたい」おそらく、こんなところが若夫婦のホンネだったのではないだろうか。次に、自分たち夫婦の老後をイメージしていただきたい。「達者なうちは誰の世話にもならず、二人だけで気ままに暮らしたい」こんなふうに考える方が多いはずだ。いかがです?若夫婦の考えることと、まったく同じではありませんか。それなのに、二世帯同居が花盛りのご時勢なのだ。古い屋敷が取り壊されたと思ったら、跡に建つのは、細かく敷地を分割した建売住宅か二世帯住宅と決まっている。私の設計事務所でも、ここ一○年ほどは二世帯同居用住宅の設計依頼が急に増えてきた。親も子も「気ままに暮らしたい」と思っているはずなのに、いったいどうしたことだろう。江藤さん一家のケースをご紹介しよう。「同居なんか......」と思いながら、結局は息子夫婦との同居に至った典型的な例である。江藤さん夫婦には一人息子の邦夫さんがいる。時折、妻子を連れて実家に顔を出すが、別段、社宅暮らしにも不満はないようだ。当面、こちらに転がり込んでくる可能性はないだろうと思っていた。そもそも江藤さん自身、息子一家と同居する気などさらさらなかった。同世代の友人知人から、同居生活のグチばかり聞かされるためかもしれない。「二階の足音がうるさくて、夜もおちおち眠れやしない」「嫁ときたら外出ばかり。

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