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老後に向けて、安全な家とは(2)

2020年1月6日「月曜日」更新の日記

2020-01-06の日記のIMAGE
なにしろ、「将来のため」に家庭用エレベーターまで完備した家もある。あれば、つい乗ってしまうのがエレベーター。これでは、かえって足腰を弱めるだけではないか。リハビリの専門家は少しくらい足腰が弱ってきても、自分の脚で階段を昇り降りするほうがいいと言う。ちょっと年をとると、すぐに寝室を一階に移して、ほとんど二階にあがらなくなる人たちがいるが、階段の昇り降りが日常の体力作りになることも忘れてはならない。勾配がゆるやかで、しっかりした手すりのある階段なら、それほど危険なこともない。つい見逃してしまう小さな段差では、うっかりつまずいて転倒することも多いが、階段を昇るときは誰だって心構えが違う。外を歩くのは困難だけど、手すりにつかまれば階段くらい昇れるというお年寄りは案外、多いものだ。そもそも「足腰が弱ったら、車椅子に乗る」という発想自体、私は大いに疑問に感じている。老人が慣れない車椅子で生活するのは、むしろ危険でもある。生まれながら脚に障害のある人、あるいは若いうちにケガなどで歩けなくなった人の場合は、脚は動かなくても腕の力はあるから、自分で車椅子を操作することができる。反射神経もいいから、一瞬の危険にも対応できる。

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