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建物の水害の形跡

2018年8月8日「水曜日」更新の日記

2018-08-08の日記のIMAGE
過去に水害があったかどうかということは意外と分かりやすい場合があります。
氾濫した河川の水は泥のしみとなりブロック塀や建物の外壁に茶色のシミとなって付着しています。
そのような横一線のシミがあれば、この付近は、過去の水害でここまで水がきたということを推定できます。
また、現地では、どぶ臭いにおいがすることがあります。
U字溝などの排水が悪いと水が流れて行かないために、どぶの臭いにおいがします。
山に囲まれた盆地のような低地に比較的よく見られます。
また、放流先の河川が滞留しているために水が流れていかない場合は、U字溝などから雨水や浄槽排水が溢れやすい状態にあります。
現地では鼻を利かせて、ここは「空気のきれいな町」とか、「どぶ臭い、かび臭い」ということをキャッチする感覚を敏感にして調査をします。
かび臭いのは湿気が多くて通気が悪いからです。
山と山との谷間などの通気の悪い物件にかび臭いことが多いものです。
そのような場所は水の行き場がないために、どぶ臭いにおいも同時に存在しています。
その場合は、排水が悪いということですから、排水に関する調査を綿密に行う必要がある、と考えます。
かび臭いときは、当然建物も湿気がちで、場合によっては建物の基礎部分の土台や柱が腐食していることもあります。
このようなときは、建物の構造的な部分を念入りに調べる必要があります。

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