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加減な評価法

2018年7月15日「日曜日」更新の日記

2018-07-15の日記のIMAGE
売りと買いの動きで変わるということは、株と同じで出来高が大きい、つまり動きがあるほうが値段も上がりがちになる。たとえば1年のうち春と秋は住み替えシーズンなので、住宅がよく動く。この時期に収り引きされた場合と、閑散期に取り引きされた場合では値段も違う。売り出しの時期、タイミングによっても価格が変わってしまうわけだ。一応、も弓少し細かい鑑定手法があるもの、そんなものは、実務上役に立たないし、仲介会社の営業マンはそんな煩雑な手続はほとんど踏んでいない。勘と経験と度胸で決めているのが普通である。「実際、これで売れているのだから、いいじゃないか」と現場の営業マンは語る。しかし、経験に頼った相場感で押し通されても、購入者にとっては非常に不安である。果たして、この金額で買ってしまっていいのか、リスクはないのか、客観的に判断する材料がない。マイナス情報も提供してくれない。営業マンは、売れればそれでおしまいだ。早ぐ次の仕事に取りかかりたいというのが本音である。購入者がその後どうなろうとあまり気にしていないといった様子が見え隠れする。しかも、取引事例価格は、株式投資と同じように市場心理的な思惑で乱高下し、そのためバブルが生まれたりもするが、また崩壊もする。筆者からすれば、こんないい加減な評価法はないと思うのだが、一般消費者は意外に納得しているから不思議である。

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