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2018年7月10日「火曜日」更新の日記

賃貸管理業者の店舗に行って、単に「この地域の賃料相場を教えてほしい」と正面から話しても、熱心に相手にはしてくれないだろう。実際には購入物件を探しているのに、なぜ賃料を知りたいのか怪訝な顔をされるかもしれない。したがって、自分が賃貸住宅を探しているつもりで尋ねることが肝心である。たとえば。「70平方メートル程度の3LDKのマンションを探しているが、いくらくらいで借りられるだろうか」といった形で、購人を希望している住宅を、惜りると想定して問いてみることだ。何件か回って尋ねているうちに、やがて、「ここらでは、独身や若いカップルが多いから、3LDKの賃貸マンションは余っているし家賃は安めだ。1LDKや2ＤＫは人気があるので、空室を見つけるのは難しいけど。」というような返答をしてくれる精通した業者が見つかるだろう。こういう情報は、本当に貴重だ。そして、「もし、こんな物件が出たら、どのくらいの賃料になりそうか」、「このへんは、どんな賃貸住宅が多いのか」、「どんなタイプに人気があるのか」などと、マーケットの状況を聞き出していくのだ。一生の住処となるかもしれない地域なのだから、ぜひやってほしい。それは、広告やモデルルームや営業マンからは決して得られない宝の情報である。同時に、街の人の流れや、人のタイプの観察も怠ってはならない。モデルルームを見るよりも、近隣地域を見るほうが重要なことです。