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2018年7月9日「月曜日」更新の日記

不動産会社といっても、いくつかの種類がある。駅前に店舗を構えている不動産会社は、大きくわけて売買の仲介業者と、賃貸の仲介業者が多い。ここでは売買の仲介業者に聞いてもしかたない。単にその時々の取引事例価格を経験的に語るだけで、詳細な賃料相場は把握していないからだ。まして賃貸マーケットから住宅の適正価格を評価する手法を身につけていないのである。したがって売買仲介業者の話は当てにならない。賃貸専門の仲介業者に聞きに行くべきだ。しかし、賃貸仲介業者にも種類がある。他社が情報源の住宅を右から左へ流すだけで手数料を稼いでいるタイプの業者は、営業マンの入れ替わりが激しく、ろくに地域の事情を理解していない若者がやっているケースが多い。彼らの話もあまり当てにならない。話を聞くべきなのは、「賃貸管理専門の業者」である。その地域の地主などが持っている賃貸住宅の受託管理をしている業者である。こういう業者は、実際に借り手が付く賃料はいくらか空室率はどうかなど、賃貸マーケットの正確な状況を把握している。などと出しているわけではない。「～不動産」「～土地建物」あるいは、よくわからないカタカナ名などの看板がほとんどだ。